製品ラインナップ
SpeechRec Server MRCPオプション

MRCPとは、VoIPネットワーク上の音声リソース(音声認識、音声合成)を制御するための標準的な通信プロトコルです。
SpeechRec Server MRCPオプションはMRCPv2に対応しており、MRCP準拠の主要なIVRとの接続が容易になります。
製品特長
- MRCP準拠のIVRとの接続が容易になり、音声認識および音声合成を用いた高度な自動応答サービスを構築できます。
- 世界的に大きなシェアを持つIVR「Avaya AEP」および「Genesys GVP」と接続が可能です。
- 音声認識および音声合成は、当社製品である「SpeechRec Server」および「FutureVoice Crayon Server」が利用できます。
- 当社製品「CTBASE/Intelligent Router」と連携することにより、自動コール振り分け等の幅広いソリューション提案が可能です。
サービスイメージ
コール振分ソリューション(当社製品「CTBASE/Intelligent Router」)と連携した利用例

MRCPv2について
Media Resource Control Protocol Version 2(RFC6787)
音声合成や音声認識などの音声制御を実現するための技術標準としてInternet Engineering Task Force(IETF)が公開している仕様です。
他の標準仕様(プロトコル)と連携して利用します。
- SIP(RFC3261:セッション制御)
- SDP(RFC4566:メディア・NW・端末能力等のセッション情報交換)
- RTP(RFC3550:音声メディアパケット)
通常、MRCPを処理する機能(MRCPサーバ)のバックエンドに音声処理リソースが配置され、IVRなどのクライアントからの音声制御要求をMRCPサーバがシンプルなインタフェースで受け付けます。
動作条件
MRCPサーバ
CPUクロック | 2.6GHz以上 |
---|---|
CPUコア数 | 4コア以上 |
メモリサイズ | 16GB以上 |
HDD容量 | 8GB以上の空き容量 |
ネットワーク | 1Gbps以上を推奨 |
その他 | Dockerが動作する環境 |
MRCPv2対応メソッド
Generic Methods | SET-PARAMS GET-PARAMS |
---|---|
Synthesizer Methods | SPEAK STOP BARGE-IN-OCCURRED DEFINE-LEXICON |
Recognizer Methods | DEFINE-GRAMMAR RECOGNIZE START-INPUT-TIMERS STOP |
- MRCPオプションは、音声認識サーバ(SpeechRec)および音声合成サーバ(FutureVoice)のオプション機能としてご提供します。
※MRCPの利用には、音声認識および音声合成とは別にサーバが必要です。 - バックエンドで動作する音声認識サーバおよび音声合成サーバと併せて個別にお見積もりさせていただきます。詳しくはお問い合わせください。